よくあるご質問
- よくTVやCMで聞く、初期虫歯ってなんですか?
- 初期虫歯は、本格的な虫歯となる前段階の状態であり、改善できることもあります。
虫歯は5段階に分類され、初期虫歯は虫歯になる初期の段階を示し、歯の表面組織であるエナメル質が、虫歯菌が産みだす酸によって歯が溶かされ、これを「脱灰」と呼びます。人間の身体は上手くバランスを保つように作られており、人間の唾液には溶かされた組織を再生する効力が備わっています。脱灰された歯は、唾液成分のリンとカルシウムを吸収し溶かされた組織を再生させ初期虫歯を改善させます。これを「再石灰化」と呼び、歯は脱灰と再石灰化を繰り返していますが、歯磨きを怠る、唾液の分泌量が減少したりなどしてバランスが崩れることで、再石灰化では間に合わずに、虫歯に進行していきます。初期虫歯の段階でクリーニングやフッ素塗布をおこなうことで、虫歯を防ぐことが可能となります。
- 詰め物や被せ物が外れてしまった場合、どうすればいいですか?
- 外れてしまった詰め物、被せ物は保管し、速やかに当院にご連絡をください。
詰め物や被せ物が外れた状態で放置してしまうと、今まで被せ物、詰め物で覆われた部分が虫歯になる、または再び装着することができなくなってしまうリスクを伴います。外れてしまった場合には、時間を空けずに治療をおこなうことを推奨します。
- 定期健診は本当に必要ですか?
- 定期的なお口の中のクリーニングをおこなうことは口内健康に繋がるため必要です。
日本では「虫歯になってから歯医者さんで虫歯治療をする」という固定観念が未だにあり、虫歯がないなら歯医者さんに通う必要はないと考える人も少なくありません。しかし近年では予防歯科の重要性が叫ばれ、「80歳になるまで20本の歯を維持しよう」というテーマを掲げる「8020運動」も盛んに行われ、定期的なスケーリングや口腔清掃をおこなうことが推奨されています。
- 保険診療と自費診療の違いはなんですか?
- 自費診療は保険診療より優れた材料・技術を取り入れた治療を受けることができます。
保険診療は国で定められた治療法でおこなわれ、自己負担額は総額の2~3割(生保などは別)を負担するだけで、治療を受けることができます。自費診療では費用が全額自己負担となりますが、優れた材料、優れた技術を用いた治療を受けることが可能となり、患者さまが自由に選択できることから自由診療とも言われています。